その１
深海鮫の生息域は水深400～1000m。
ここでは水圧が1cm四方 100kgにもなり、
酸素濃度は10分の1という過酷な環境です。
深海鮫は太古の昔から現代まで、
この過酷な環境の中で
ほとんど変わらない姿のままで生活してきています。
その２ 深海鮫の寿命は100年以上のものもあると言われています。
また防御力、再生能力が非常に高く、体が傷つくことがなければ
永久に生存することも可能な構造をしています。
ミニ知識 鮫肝油と言うと『肝油ドロップ』を小さいころに食べたという
思い出のある方も多いのではないでしょうか？
『肝油』が初めて商品化されたのが1884年。
『肝油ドロップ』が作られたのは1911年。
学校の給食で栄養補助食品として配られていましたよね。
それから、アメリカのノーベル文学賞作家・ヘミングウェイの
『老人と海』の中では
「わしの元気の源は、毎日飲むこの一杯（鮫の肝油）だ」 と
老漁師が語るシーンも出てくるんです。
昔から鮫肝油は世界中で愛されてきたんですね。
このように驚くべき生命力をもつ深海鮫ですが、
その秘密は肝臓にあるんです。
深海鮫の肝臓は内臓の8～9割を占め、
肝臓の4割が AKG（アルコキシグリセロール）という栄養素です。
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